ごあいさつ

 五蘊会は、能楽師友枝雄人師のもと、平成九年に発会しました。友枝雄人師は、今は亡き名人友枝喜久夫師をお祖父様に持ち、現在の能楽界で最も注目されている友枝昭世師の芸養子であり、そして喜多流中堅の能楽師として活躍されています。

 師の稽古は、厳しいなかにも快闊、明快。私たち弟子達が師のご指導よろしきを得て稽古に精進を重ねたいと思うのは勿論ですが、同時に忌憚なく思うことを申し上げ、師の可能性の伸長にも寄与したいと思います。五蘊会が大きな可能性を師と弟子とが共有する会であることを願っています。

「五蘊」とは、仏教用語で、「色・受・想・行・識」の五つを言います。簡単に申せば「色」は私達の肉体、「受」は感覚、「想」は思想・思考、「行」は意志的な行動、「識」は認識、意識を表します。いわば私達の世界は五蘊によって成り立っているのです。

すぐれて能楽は、この五蘊の総合した産物だと言えましょう。一つとして欠落していては、感動的な仕舞も美しい謡もあり得ません。

「五蘊」と等しく、私達も一つの会にまとまり、精進していきたいと思います。

「五蘊会」会長 青柳恵介

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